📖この診断について
認知バイアスとは、人間の脳が効率的に情報を処理するために生じる「思考の偏り・歪み」のことです。ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンらの研究により、200種類以上の認知バイアスが特定されています。この診断では、アンカリング効果、確証バイアス、バンドワゴン効果、損失回避、ダニング=クルーガー効果、サンクコストの誤謬、後知恵バイアス、生存者バイアス、自信過剰バイアス、権威バイアスの10種類を取り上げ、あなたの思考がどれだけバイアスに抵抗できるかを偏差値で数値化します。
🎮使い方・楽しみ方
【ステップ1】診断を開始すると、10問の設問が順番に表示されます。各設問には4つの選択肢があり、1問ずつ回答していきます。所要時間は約5分です。 【ステップ2】設問の中には、回答前に数値やアンケート結果などの「事前情報」が表示されるものがあります。これらの情報があなたの判断にどう影響するかも診断の一部ですので、深く考えすぎずに直感も交えて回答してください。 【ステップ3】全問回答すると、あなたの認知バイアス耐性が偏差値として算出され、8段階の結果タイプ(「鋼の論理マシーン」〜「騙されやすさMAX」)で評価されます。 【ステップ4】各設問の解説では、該当する認知バイアスの学術名、発見の経緯、日常での具体例が詳しく紹介されます。結果をSNSでシェアして、友人と比較してみるのもおすすめです。
💡この診断で分かること
この診断を通じて、以下のような発見が得られます。 ・自分が特にどの認知バイアスに弱いか(アンカリング、確証バイアス、バンドワゴン効果など)を具体的に把握できます。 ・「なんとなく正しいと思っていた判断」が、実は心理学的なバイアスに基づいていた可能性に気づけます。 ・日常生活での意思決定(買い物、投資、人間関係)において、どのような場面でバイアスが働きやすいかを学べます。 ・各バイアスの学術的背景(カーネマンのプロスペクト理論、ウェイソン選択課題、ダニング=クルーガー効果など)を理解し、今後の情報リテラシー向上に役立てられます。 ・「知っているだけで防げるバイアス」が多いため、この診断自体がバイアス対策のトレーニングになります。
❓よくある質問
Q. 認知バイアスとは何ですか?
認知バイアスとは、人間の脳が情報を素早く処理するために使う「思考のショートカット(ヒューリスティクス)」が引き起こす判断の偏りのことです。進化の過程で生存に有利だった脳の仕組みが、現代社会では誤った判断につながることがあります。200種類以上が特定されており、誰もが日常的に影響を受けています。
Q. この診断の結果が低かったのですが、問題がありますか?
心配ありません。認知バイアスは人間の脳に備わった自然な仕組みであり、バイアスに引っかかること自体は「異常」ではありません。むしろ、この診断を通じて認知バイアスの存在を知ることが重要です。研究によれば、バイアスの存在を知っているだけで、その影響を軽減できることが示されています。
Q. 認知バイアスを完全になくすことはできますか?
認知バイアスを完全に排除することは不可能です。バイアスは脳の基本的な情報処理メカニズムに根ざしているためです。しかし、バイアスの存在を意識し、重要な判断の際に「自分はバイアスに影響されていないか?」と立ち止まることで、その影響を大幅に軽減できます。チェックリストの活用や、異なる意見を持つ人と議論することも効果的です。
Q. この診断の学術的な根拠は何ですか?
この診断は、ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーによる「ヒューリスティクスとバイアス」研究プログラム(1970年代〜)、ウェイソンの選択課題(1966年)、クルーガーとダニングの研究(1999年)、フィシュホフの後知恵バイアス研究(1975年)など、査読済み学術論文に基づいた認知バイアスを題材にしています。ただし、診断自体はエンターテインメント目的であり、臨床的な心理検査ではありません。
📚参考文献・データソース
- Daniel Kahneman "Thinking, Fast and Slow" (2011)
- Tversky, A. & Kahneman, D. (1974) "Judgment under Uncertainty: Heuristics and Biases" Science, 185(4157), 1124-1131
- Kahneman, D. & Tversky, A. (1979) "Prospect Theory: An Analysis of Decision under Risk" Econometrica, 47(2), 263-291
- Wason, P. C. (1966) "Reasoning" in New Horizons in Psychology, Penguin Books
- Kruger, J. & Dunning, D. (1999) "Unskilled and Unaware of It" Journal of Personality and Social Psychology, 77(6), 1121-1134
- Fischhoff, B. (1975) "Hindsight is not equal to foresight: The effect of outcome knowledge on judgment under uncertainty" Journal of Experimental Psychology: Human Perception and Performance, 1(3), 288-299