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🦕 恐竜時代、あなたの家はどこ?

大陸移動の復元モデルで、いまの市区町村が何億年前どのあたりにあったかをたどるシミュレーター

12の復元スナップショット

「12の時代」というより「12の復元スナップショット」です。いずれも復元モデル(MERDITH2021)による推定であり、大陸の形はいまの海岸線を当時の位置へ回転させた参考図です。実際の当時の海岸線ではありません。

※画像内の輪郭線には海岸線のほか、復元区画(プレート運動の計算単位)の境界も含まれています。海岸線そのものの厳密な区別は今後の改善課題です。

約5億3800万年前(カンブリア紀)ごろの大陸配置の参考図。現在の海岸線を当時の位置へ回転させた参考図で、実際の当時の海岸線ではありません。
約5億3800万年前カンブリア紀
生き物の爆発

「カンブリア爆発」と呼ばれる、目や殻を持つ多様な動物たちが一気に現れた時代。大陸プレートの配置はいまとは大きく異なっていたと考えられています(この復元モデルで追跡できるのはここまでの年代です)。

約4億3000万年前(シルル紀)ごろの大陸配置の参考図。現在の海岸線を当時の位置へ回転させた参考図で、実際の当時の海岸線ではありません。
約4億3000万年前シルル紀
生き物の上陸前夜

植物や節足動物が少しずつ陸上へ進出し始めたころ。大陸の配置はいまとはまったく異なり、後の大陸のもとになる地殻が海のあちこちに散らばっていました。

約3億6000万年前(石炭紀のはじまり)ごろの大陸配置の参考図。現在の海岸線を当時の位置へ回転させた参考図で、実際の当時の海岸線ではありません。
約3億6000万年前石炭紀のはじまり
森の時代へ

背の高いシダ植物や原始的な樹木が茂りはじめ、「石炭紀」の名の由来にもなる大森林の時代が始まります。大陸どうしがゆっくりと近づき始めていました。

約3億年前(石炭紀末〜ペルム紀)ごろの大陸配置の参考図。現在の海岸線を当時の位置へ回転させた参考図で、実際の当時の海岸線ではありません。
約3億年前石炭紀末〜ペルム紀
超大陸パンゲアへ

世界中の大陸が集まり、超大陸パンゲアが形づくられていった時代のころです。

約2億5200万年前(ペルム紀末)ごろの大陸配置の参考図。現在の海岸線を当時の位置へ回転させた参考図で、実際の当時の海岸線ではありません。
約2億5200万年前ペルム紀末
史上最大の大量絶滅

地球史上最大規模といわれる大量絶滅が起きたとされる時代。生物の種の大半が姿を消したあと、生き残った系統から新しい生態系がゆっくりと立ち上がっていきます。

約2億3000万年前(三畳紀)ごろの大陸配置の参考図。現在の海岸線を当時の位置へ回転させた参考図で、実際の当時の海岸線ではありません。
約2億3000万年前三畳紀
恐竜あらわる

最初期の恐竜たちが姿を現しはじめたころ。超大陸パンゲアはまだひとつにまとまっており、内陸には広大な乾燥地帯が広がっていたと考えられています。

約1億7000万年前(ジュラ紀)ごろの大陸配置の参考図。現在の海岸線を当時の位置へ回転させた参考図で、実際の当時の海岸線ではありません。
約1億7000万年前ジュラ紀
パンゲア分裂・大型恐竜

超大陸パンゲアが分裂をはじめ、のちのゴンドワナ大陸とローラシア大陸へと分かれていく時代。首の長い大型の竜脚類恐竜たちが繁栄しました。

約1億2000万年前(白亜紀前期)ごろの大陸配置の参考図。現在の海岸線を当時の位置へ回転させた参考図で、実際の当時の海岸線ではありません。
約1億2000万年前白亜紀前期
福井・丹波の恐竜の時代

フクイラプトルやフクイサウルス、丹波竜(タンバティタニス)など、日本各地で見つかっている恐竜化石の多くがこの時代のものと推定されています。

約7200万年前(白亜紀後期)ごろの大陸配置の参考図。現在の海岸線を当時の位置へ回転させた参考図で、実際の当時の海岸線ではありません。
約7200万年前白亜紀後期
むかわ竜の時代

北海道むかわ町で全身骨格が発見された「カムイサウルス(むかわ竜)」が生きていたころ。恐竜時代の終わりが近づきつつも、各地で多様な恐竜たちが暮らしていました。

約6600万年前(K-Pg境界直前)ごろの大陸配置の参考図。現在の海岸線を当時の位置へ回転させた参考図で、実際の当時の海岸線ではありません。
約6600万年前K-Pg境界直前
恐竜時代の最後

恐竜時代が幕を閉じる直前の時代。この直後に起きたとされる巨大隕石の衝突をきっかけに、鳥類をのぞく恐竜たちの多くが姿を消したと考えられています。

約1500万年前(中新世)ごろの大陸配置の参考図。現在の海岸線を当時の位置へ回転させた参考図で、実際の当時の海岸線ではありません。
約1500万年前中新世
日本海が開く・列島誕生

ユーラシア大陸の縁が引き裂かれて日本海が広がり、大陸の一部だった大地が「日本列島」として独立していった時代。いまの列島の輪郭に近づきはじめます。

現在(現在)ごろの大陸配置の参考図。現在の海岸線を当時の位置へ回転させた参考図で、実際の当時の海岸線ではありません。
現在現在
いまの日本列島

いまの日本列島の姿です。ここまでの旅で見てきたとおり、大地の形は何億年もかけてゆっくりと移動し、姿を変え続けてきました。

日本の恐竜ずかん

発見地は「いまの」地名です。恐竜がいた当時の推定位置(古地理座標)は、この一覧では算出していません。

フクイラプトル

Fukuiraptor kitadaniensis

発見地(現在): 福井県勝山市北谷町(手取層群北谷層) / 約1億2000万年前白亜紀前期

大型の肉食恐竜。全身の骨格の一部がまとまって見つかり、日本を代表する肉食恐竜として知られています。

出典: 福井県立恐竜博物館

フクイサウルス

Fukuisaurus tetoriensis

発見地(現在): 福井県勝山市北谷町(手取層群北谷層) / 約1億2000万年前白亜紀前期

イグアノドン類に近い植物食恐竜。フクイラプトルと同じ地層から見つかっており、当時の生態系を知る手がかりになっています。

出典: 福井県立恐竜博物館

フクイティタン

Fukuititan nipponensis

発見地(現在): 福井県勝山市北谷町(手取層群北谷層) / 約1億2000万年前白亜紀前期

首の長い竜脚類(大型植物食恐竜)。日本国内で見つかった竜脚類の中でも研究が進んでいる種のひとつです。

出典: 福井県立恐竜博物館

カムイサウルス(むかわ竜)

Kamuysaurus japonicus

発見地(現在): 北海道むかわ町穂別 / 約7200万年前白亜紀後期

国内最大級のほぼ全身骨格が発見されたハドロサウルス類(植物食恐竜)。「むかわ竜」の愛称で広く知られています。

出典: むかわ町穂別博物館

タンバティタニス(丹波竜)

Tambatitanis amicitiae

発見地(現在): 兵庫県丹波市山南町(篠山層群) / 約1億1000万年前白亜紀前期

兵庫県で発見された竜脚類(大型植物食恐竜)。「丹波竜」の愛称で親しまれ、地域の発掘調査のきっかけになりました。

出典: 兵庫県立人と自然の博物館

ヤマトサウルス

Yamatosaurus izanagii

発見地(現在): 兵庫県洲本市(淡路島) / 約7200万年前白亜紀後期

淡路島で発見されたハドロサウルス上科の植物食恐竜。ハドロサウルス類の進化を考えるうえで注目された発見です。

出典: 淡路島の発掘調査/北海道大学ほか

モシリュウ

発見地(現在): 岩手県岩泉町 / 約1億1000万年前白亜紀前期

1978年に発見された、日本で初めて報告された恐竜化石(竜脚類の一部)。国内の恐竜研究の出発点となりました。

出典: 岩手県立博物館

御船層群の恐竜たち

発見地(現在): 熊本県御船町(御船層群) / 約9000万年前白亜紀後期

肉食恐竜の歯の化石「ミフネリュウ」をはじめ、多数の恐竜化石が見つかっている地層。九州における恐竜研究の中心地のひとつです。

出典: 御船町恐竜博物館

桑島化石壁

発見地(現在): 石川県白山市桑島(手取層群桑島層) / 約1億3000万年前白亜紀前期

恐竜や古植物の化石が数多く見つかっている露頭で、国の天然記念物に指定されています。手取層群を代表する化石産地です。

出典: 白山市

ニッポノサウルス

Nipponosaurus sachalinensis(当時の樺太=現サハリン)

発見地(現在): 樺太(現サハリン、発見当時は日本領)樺太(現サハリン中部) / 約8000万年前白亜紀後期

1934年に発見され、1936年に北海道帝国大学(現・北海道大学)により記載されたハドロサウルス類。発見当時、樺太は日本領でした。

出典: 国立科学博物館

仕組みとよくある質問

Q.本当にこの場所に、いまの日本の大地があったのですか?
表示している位置は、プレート運動の復元モデル「MERDITH2021」にもとづく推定です。岩石の年代や古地磁気などの地質学的な手がかりから計算されたモデルによる推定位置であり、「絶対にこの場所にあった」と保証するものではありません。また表示している大陸の形も、現在の海岸線を当時の位置へ回転させた参考図であり、当時実際にあった海岸線そのものではありません。
Q.日本列島はいつできたのですか?
いまの日本列島の輪郭に近づいたのは、約1500万年前(中新世)ごろ、ユーラシア大陸の縁が引き裂かれて日本海が広がった時期だと考えられています。それより前の時代では、いまの「日本列島」にあたる大地は独立した島ではなく、大陸の縁の一部として存在していたと推定されます。
Q.復元モデルが変わると、結果も変わりますか?
はい。プレート運動の復元モデルはMERDITH2021以外にも複数存在し、モデルによって推定される位置や年代の詳細が異なることがあります。本ツールはMERDITH2021(Zenodoで公開されているデータ)にもとづく、ひとつの推定結果を示すものです。
Q.「このモデルではこの時代まで追跡できません」と表示されるのはなぜですか?
復元モデルには、地点ごとに追跡できる年代の範囲(valid time)が設定されており、この範囲は場所によって異なります(同じプレートに属する地点どうしでも異なることがあります)。この範囲より古い年代を選ぶと、その地殻ブロックの位置を復元する根拠が不十分になるため、「海だった」といった言い切りではなく「追跡できません」と表示しています。
Q.表示されている大陸の形は、当時の海岸線そのものですか?
いいえ。表示している大陸の輪郭は、現在の海岸線をそのまま当時の位置へ回転させた参考図です。実際の当時の海岸線は、海水準の変動や浸食などによって現在とは大きく異なっていたと考えられており、本ツールではそこまでは再現していません。
Q.ピン(地点)の動き方は、どうやって計算していますか?
選んだ地点がどのプレートに属するかを判定し、そのプレートの「剛体回転(かたまりのまま回転する動き)」にもとづいて位置を計算しています。復元された位置どうしを単純に直線でつなぐのではなく、回転そのものを補間しているため、時代の間を移動するときも不自然な動きになりにくい計算方法です。

出典・注記

本ツールが示す位置・大陸の形は、いずれも復元モデルにもとづく推定・参考図です。学術的な一次資料や最新の研究では異なる見解が示される場合があります。

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